ダイエット体験記 (19歳 女性)

 

 

強すぎるやせ願望は死の危険も (ダイエット)

そのころ私は身長160センチ、体重54キロで、特に太っている、というほどではありませんでした。

けれども雑誌やテレビに出ているアイドル・タレントの細い体に憧れて、なんとか私もああいうふうにかわいくなりたい、と思ったのです。

「やせよう」と決意してからは、普通のダイエットじゃなまぬるいと思い、自己流の食事制限をはじめました。

朝、昼はカッテージチーズにオレンジ1切れ。

夕食にはキャベツともやしをゆでてちょっとだけ塩をかけた野菜サラダ。

お腹がすいて我慢が出来ない時は、リンゴをかじったり、ウーロン茶を飲んだりしていました。

そんな食生活を続けていたところ、体重は50キロを割ってしまいました。

友達から「やせたわねえ。どこか悪いんじゃない?」と言われても、「嫉妬してるんだわ」と思い、気にせずダイエットを続けていたのです。

そんなある日、今まで抑えに抑えていた「食べたい」という欲求が、いきなり出てきたのです。

真夜中に冷蔵庫を開けて、そこに入っているものを片っ端から食べたり、コンビニに行って菓子パンを10個も買って、全部たいらげたりしました。

食べた後は自分に対する嫌悪感から、口の中に指を突っ込んで全部吐いてしまうのです。

6か月を過ぎたころから体重は30キロ台になり、生理も完全に止まり、何も食べられなくなったので、恐ろしくなり病院に行ったところ、「あと1週間遅ければ、栄養失調と心臓衰弱で命を落とすところだったよ」と言われてしまいました。

美しくやせるならバランス・フードが一番

 

つらいダイエットは長続きしない

ダイエットというと「さあ、やるぞ!」と一大決心をして始めるものだと思っていませんか。

確かに今までのカロリー・コントロール・ダイエットは、面倒なカロリー計算やつらい食事制限がつきまとい、少々の意思では効果がありませんでした。けれどつらいことというのは長続きしないもの。

何回かトライしてみたけれど、いつも途中で挫折してしまうという経験は、きっとあなたにもあることでしょう。

ければバランス・フード・ダイエットなら、そういった心配は一切ありません。その理由を説明してみましょう。

 

 

無理をせず、楽しくダイエットしよう

まず第一に、めんどうなカロリー計算の必要がないということ。

1日3回、基本的な9品目の食品をバランスよく食べるように心がければ、どんなにたくさん食べようと、全くあなたの自由です。

食べたいものがおなかいっぱい食べられるのだから、精神的なストレスもなくなります。

「食べたい」という飢餓感がなくなるので、突発的なやけ食いやドカ食いが防げます。

そして何よりも、バランス・フードは基礎代謝の高い、燃費のいい体を作りますから一度やせると太りにくい体になるのです。

「今日は何を食べようかしら?」「今日はこの料理に挑戦してみよう」と、好きなメニューをあれこれ考えるのは、とっても楽しいものですよね。

「明るく楽しく無理をせず」、それがダイエットを成功させるための秘訣です。

 

3章のポイント

  • 摂取エネルギーより消費エネルギーが少ないと太る
  • 早食いはデブのもと。ゆっくりよく噛んで食べる
  • 親が太っていると子供も太りやすい
  • 根本的な体質改善でやせやすい体を作る
  • バランス・フード・ダイエットで明るく楽しいダイエットを

 

③月経がなくなった。

④食べない、むやみに多食する、家族に隠れ食いするなど、食行動に異常がある 。

⑤食べないのに前よりも活発になった。

⑥極端なやせ願望がある、などがあげられます。

 

 

 

拒食症になりやすいタイプ

 

◇拒食症になりやすいタイプ

  • 神経質

ささいなことでくよくよ悩み、太ってもいないのに「私は太りすぎ」と思い込んでしまう。

  • 見えっ張り

必要以上に自分をよく見せたいためいつも気をはってしまう。内面よりも外見の美しさにこだわる。

  • 性的未熟

「いつまでもこのままでいたい」と、大人への発育を拒否してしまう。

  • 完ぺき主義

毎日体重計とにらめっこ。理想体重を1キロでもオーバーするともう我慢できない。

 


 

拒食症のチェックポイント

拒食と多食はともに「中枢性摂食異常」と呼ばれます。

本人に病気の自覚がなく、やせても初期の内は活動的なため、かなり重症になってから初めて事の重大さに気づいた、というケースが少なくありません。

特に思春期から20代前半の女性がかかりやすいので注意が必要です。

 


拒食症のチェックポイントとしては

①ひどくやせている(標準体重から20パーセント以下)

②「やせ」がもう3か月以上続いている 。

③月経がなくなった。

④食べない、むやみに多食する、家族に隠れ食いするなど、食行動に異常がある 。

⑤食べないのに前よりも活発になった。

⑥極端なやせ願望がある、などがあげられます。

 

 

 

正しくやせるとはどういうことか?

 

自己流の絶食法は危険がいっぱい

「やせるにはとにかくカロリーを減らせばいいんだわ」と言って、自己流の絶食療法をする人がいます。

けれどこれはとても危険なやり方。

体脂肪1キロのエネルギーを使わなければなりません。

若い女性が1日生活するのに必要なエネルギーを2000㌔カロリーとすると、1キロやせるには3~4日絶食しなければならない計算になります。

3キロやせようと思ったら10日間。いくらなんでも、これは危険。絶食療法は、素人が知識のないままに行うと死ぬ危険性もありますので、絶対にやめましょう。

「どうせやるなら美しく健康的に」を心がけましょう。

 


 

燃費の良い体に体質改善していく

カロリーを制限すれば一時的に体重は減るかもしれませんが、ダイエットをやめた途端にまた体重はすぐ元に戻ります。

太っている人はもともと脂肪細胞の数が多いため、インシュリンやリポプロテインリパーゼなど脂肪を合成するホルモンがふつうの人よりも分泌されやすいのです。

一度やせたらもう二度と太らないようにするには、根本的な体質改善をするしかありません。

そのポイントは体の基礎代謝を高めるということ。つまり、燃費の良い体を作ることです。

体中の毛細血管を発達させてエネルギー代謝を活発にし、食べたものがすぐ消費されるように改善していく。

それが、最も健康的で合理的なダイエットといえるのです。

太りすぎは恐ろしい病気の原因になる

 

肥満は精神面で内向的になるだけでなく、体にも悪い影響を及ぼします。

脂肪が必要以上につきすぎているため体が重く、疲れやすくなるのをはじめ、高血圧、心臓病、糖尿病、肝臓病など、様々な病気を起こす引き金にもなります。

階段をかけ上がると心臓がどきどきして苦しい、なんていう人は要注意。

体重が10パーセント増えると心臓の負担は30パーセント増えるといわれています。

つまり、心臓から送り出される血液の量は体重に比例するため、体重が多くなると心臓の予備力が貧弱になってしまうのです。

血液が体の隅々までいきわたらなくなると、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞といったおそろしい事態を引き起こすことにもなりかねません。

そんなことにならないよう、きちんとダイエットしておきましょう。

 

◇太りすぎはさまざまな病気を生む!

高血圧・心臓病・疲れやすい・糖尿病など

 

 

太ることのデメリットを知っておく

 

太っている人は本当におおらかなの?

太っていると「やさしそう」「おおらか」「頼りがいがある」とほめられます。

けれど、本当にそうでしょうか。

実は意外にも、太っている人は内向的で、神経質な人が多いのです。

心配性で何ごとにもすぐくよくよしてしまい、そのストレスを食べることで解決しようとするため、太ってしまうのです。

太ることによってますます自分のカラに閉じこもるため、悪循環が始まるというわけ。

「人は見かけで判断できない」というのは本当。

やせている人より太っている人の方が精神的にずっとナイーブなのです。

 

女性の体と脂肪の関係

 

女性がふっくらしているのはお産のため

思春期を過ぎると、男性は筋肉質のがっちりした体になるのに対し、女性はふっくらと丸みをおびたからに変化していきます。

男性に比べると、女性の方が脂肪の比率が高くなっているのですが、これはいったいなぜなのでしょうか?

実はこれは、お産のためなのです。

万が一妊娠中に何らかの理由で3~4日間食べられなくなっても、体の中に余分な脂肪を蓄積しておけば、おなかの赤ちゃんに影響を与えることはありませんね。

また、女性は生まれた後の赤ちゃんに母乳を与えなければなりません。

そのために、女性の体は男性よりも蓄積している脂肪量が多く、ふっくらしているというわけなのです。

 

筋肉と脂肪のバランスを考える

体の中の、脂肪と筋肉の占める割合というのは、男性と女性とでは違っています。

理想的なのは男性は筋肉が85パーセント、脂肪が15パーセント。女性は筋肉が78パーセント、脂肪が22パーセントです。

これが、最も美しい体系だといわれています。

脂肪と筋肉の割合は、年を取るにつれて変わってきます。

つまり、筋肉の割合よりも脂肪の割合の方が大きくなってしまうのです。

特に30歳を過ぎたあたりから基礎代謝量が低下するため、脂肪が蓄積されやすくなり、いわゆる「中年太り」が起こります。女性は男性に比べると脂肪を落としにくい体のつくりになっているので、余分な脂肪をつけないように十分気をつけましょう。

 


◇女性と男性の体の違い

女性は脂肪の割合が多いため、丸みをおびたふっくらとした体つきに

男性は脂肪の占める割合が女性よりも少なく、筋肉質。がっちりとした体形です。

 

男女別の理想体重のうちわけ

 

女性  脂肪  22パーセント  筋肉  78パーセント

男性  脂肪  15パーセント  筋肉  85パーセント

女性の体と脂肪の関係

 

女性がふっくらしているのはお産のため

思春期を過ぎると、男性は筋肉質のがっちりした体になるのに対し、女性はふっくらと丸みをおびたからに変化していきます。

男性に比べると、女性の方が脂肪の比率が高くなっているのですが、これはいったいなぜなのでしょうか?

実はこれは、お産のためなのです。

万が一妊娠中に何らかの理由で3~4日間食べられなくなっても、体の中に余分な脂肪を蓄積しておけば、おなかの赤ちゃんに影響を与えることはありませんね。

また、女性は生まれた後の赤ちゃんに母乳を与えなければなりません。

そのために、女性の体は男性よりも蓄積している脂肪量が多く、ふっくらしているというわけなのです。

 

 

 

 

 

 

 

便秘と肥満の関係

 

便が排泄されるには、一定のまとまった量によって、腸内を刺激してぜん動運動(細かく筋肉を動かすこと)を起こさなければなりません。

ところが1日1食などの無謀なダイエットを続けていると、量がまとまらず、体のリズムが崩れて3日も4日もお通じがない、ということが起こります。

便秘というのはダイエットの大敵で、便が長く大腸の中にとどまっていると、必要以上に栄養が吸収されてしまうのです。

 ですからやせようと思って食事の回数を減らすのはかえって逆効果。

1日3食の規則正しい食生活を心がけて、朝は必ずトイレに行くようにしましょう。

起きがけに冷たい水を飲むのも効果的です。

 

 

 

 

 

 

ストレスの影響も無視できない

 

私たちの生活はストレスだらけ

 麻の満員電車、こなさなければならない仕事や勉強のノルマ、複雑な人間関係など、私たちの生活は様々なストレスでいっぱい。

そのストレスをうまく発散できれば問題はないのですが、現実はなかなか厳しいようです。男性の場合はたばこやお酒に走ってしまうし、女性の場合は食べ物を口に入れることで欲求不満を解消しようとしがち。

けれど、いずれにしてもあまり健康的な解消法であるとは言えません。

たばこやお酒は胃や腸を荒らしてしまうし、食べすぎはカロリーオーバーになって肥満の原因になってしまいます。


 

欲求不満のはけ口としてつい食べ過ぎてしまう

 食べるという行為には、不安を和らげたり、欲求不満を解消したりする効果があります。特に甘いものには精神を安定させる作用があるため、イライラした時などつい手が伸びてしまうのです。

友だちとケンカしたり、カレとうまくいかなかったとき、ドーナツやケーキなど甘いものに手が出てしまった経験あなたにもありませんか?

 精神的なショックやストレスにさらされているときは適度に甘いものを食べて感情を安定させることも必要ですが、食べすぎると逆効果。

いつも何か食べていないと不安になって、過食症に発展してしまう恐れもあります。

 気持ちがむしゃくしゃしたとき、寂しい時は、いたずらに食べ物で解消しようとするのではなく、スポーツなどで体を動かすように心がけましょう。

気持をセルフ・コントロールすることはとても大切なことなのです。