親が太っていると子供も太る?

 

遺伝で人より3倍速く太りやすくなる? 

 よく「女の子の将来の体型は、その子の母親を見ればわかる」と言われます。

これはあながち根拠のないことではありません。

実際肥満の原因として、遺伝は見逃すことのできないポイントです。

 まず体質的に見ると、太った人というのは体内での脂肪合成のスピードがほかの人の3倍くらい早いのですが、これは遺伝により親から子へ受け継がれます。

脂肪合成のスピードが速いと脂肪細胞の中にどんどん脂肪がたまってしまい、体の中に脂肪が蓄積されて、脂肪太りになってしまうのです。

 


 

親と子供は食べ物の好みも似てくる

 遺伝のみならず、親と子では生活のパターンも似てきます。

母親がこまめに家事をこなす人なら子供もそれを見習ってよく動くようになりますし、1日中テレビを見てボーっとしている母親の子供はやはりあまり体を動かさなくなります。

 また、食生活においても、母親が脂っこいものが好きな場合、子供の嗜好もそうなりがち。

毎日食卓を囲んでいれば、食べるものも同じなので必然的に体質も同じになる、というわけなのです。

 以上の点を考え合わせると、母親が太っている人は要注意、ということになります。

けれどもこれはあくまでも「そうなりやすい」というだけ、太めになるかスマートになるかは、最終的には本人の努力次第です。「危ないかな」と思う人は、気をゆるめず、常に食のメニューに気を配るようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

脂肪細胞は増えると絶対に減らない

 

最初の一か月間は効果が出ない

 この本を読んでいる人も思い当たるかもしれませんが、いったん太った人がダイエットをしようとすると、ものすごい困難が伴います。

特に最初の1か月間は、同努力してもなかなか効果が現れないのが実情です。

これはなぜなのでしょうか。

 じつは、一度太ってしまった人は、いっそう脂肪が蓄積されやすいように体がプログラミングされてしまっているのです。

基礎代謝量が少なく抑えられ、なおかつ脂肪の合成を促進し食欲を高めるインシュリンが多く分泌されているため、やせにくいというわけです。

 


 

脂肪細胞は増えると絶対に減らない

 脂肪細胞の増殖は一生のうち3回おこり、いったん増えると絶対に減らない、と言われています。

胎児期、乳児期、思春期がその時期なのですが、特に子供から大人へと移行する思春期に脂肪細胞は増加してしまうと、後々まで大きな影響を及ぼすことになります。

 太ってきたな、と自覚したときにダイエットして脂肪細胞をそれ以上増やさないようにすれば問題はないのですが、かまわずにそのままほおっておくと、脂肪細胞が多いうえにひとつひとつの細胞が肥大化して、取り返しのつかないことになってしまいます。

 ぶくぶくになってにっちもさっちもいかない状態に陥ってから元に戻すのには、大変な努力が必要です。

そうなる前にダイエットして、体のぜい肉を取り去っておくことはとても大切なことなのです。

さあ、さっそく努力してみましょう。

 

 

◇同じ体重でも、脂肪量が違うと見た目も違う

脂肪組織の変化

 

 

 運動をして脂肪を筋肉に変えると、同じ体重でもプロポーションがかなり違ってきます。

体脂肪率の違い

 

 

 

 

 

 

食べると太りやすい人

 

よく噛めば噛むほど満腹感が

 太りやすい人というのは、胃袋が上の穂の良い位置にあって、胃液がたっぷり出るタイプ。

そのために、食べたものが速く吸収されて、早く空腹感が来るのです。

.空腹感を抑えようと絶えず何かを口の中に入れているため、結果的に摂取エネルギーが―オーバーしてしまうわけです。

 太っている人に共通している食べ方は、「早食い」。

ファーストフードやコンビニのお弁当など、口当たりの良い、あまりかまなくても飲み込めるような食べ物を好むのが特徴です。

「もうお腹いっぱい」という満足感を与える満腹中枢というのは、かむ回数に比例しますから、こういった食べやすいメニューでいくら食べても物足りない、ということになるわけです。

 食欲を抑えるためには、よく噛んで、時間をかけて食べることが大切です。

 

 

 

食べても太らない人

 

世の中には、どんなに食べても太らない「やせの大食い」タイプの人がいます。

「彼女は朝からケーキを2個も3個も食べているのに、なぜ?」と不思議に思うかもしれませんが、

実はそれなりの科学的根拠があるのです。

彼女たちに共通するのは、内臓が全部下に下がっている「内臓下垂」タイプであるということ。

つまり胃袋が下がっているのでしょうか吸収が悪く、ほとんどの脂肪が分解されずに体の外に出てしまうため、太りにくいのです。

チョコレートなど油っぽいものを食べると、翌日ニキビができてしまう人がそのタイプです。

 

 

「太る」って、どういうこと?

エネルギーを消費しないと太る

 よく「大食いをしていないのに太る」とか「間食を控えているのにやせられない」という人がいます。

このような人は、日常生活での摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスをもう一度見直してみましょう。

 食事をすることによって体内に取り込むエネルギー(熱量)のことを「摂取エネルギー」と呼び、生命維持や日常の活動で消費するエネルギーのことを「消費エネルギー」と呼びます。

 肥満というのは、消費エネルギーより摂取エネルギーの方が多い場合に起こります。

体の中に取り入れたエネルギーを消費しないでそのままため込んでおくと、蓄積された分が体脂肪となって体につき、肥満していくというわけなのです。

 


基礎代謝量を目安にエネルギーを摂取

 消費エネルギーは其の人の年齢や体重、ライフスタイルなどによって個人差があります。

消費エネルギーのうち特に、私たちの生命を維持していくためのエネルギーを基礎代謝量と呼んでいます。

この基礎代謝量は20歳をピークにして、その後次第に減少していきます。

 私たちの体が1日にどのくらいのカロリーを必要としているかは、基礎代謝量と日常の行動による消費エネルギーをプラスすれば分かるわけですが、日頃からよく体を動かし運動を積極的にしている人は、当然消費エネルギーが多くなります。

逆に、消費エネルギーは少ないのに食べ物を必要以上に摂取している人はどんどん太っていくというわけです。


摂取エネルギーと消費エネルギーのバランス

◇太った人・・・・・食べたもの(摂取エネルギー)をきちんと消費しないと、エネルギーがどんどん体にたまって肥満になります。

でぶブタ

 


◇ふつうの人・・・・摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが程よくつり合っていれば、理想の体型に。

ふつうフツウ

 


◇やせた人・・・・・体に必要な栄養を十分に取らないと、体内のエネルギーがどんどん消耗されて、やせ細ってしまいます。

やせヤセ